共に学び、共に創る健康な身体ーフラットファミリーに参加してー

「共に学び、共に創る健康な身体」ーフラットファミリーに参加してー

 
田原市保美町の「山口接骨院」で来年から本格的スタートとなる新たな治療のためのワークショップ、「フラット ファミリー」のプレワークショップに参加させていただきました。

「フラット ファミリー」と名付けられたこのワークショップは、これまで山口接骨院で行われてきた施術者対患者という一対一という関係ではなく、複数の参加者が一緒に身体のことについて学び合うグループワークです。
このワークショップの場は、「参加者にとって、“治療してもらう” という受け身の姿勢で参加するのではなく、日頃から出来るセルフケアのための情報提供と学びの場でありたい。」 という山口接骨院の独自の考えによるもの。
目指すのは、「身体の不調への気づきと自分で調整すること」が日常に自然と行われるような誰にとっても一般常識のレベルに持っていくこと、とのことです。

先ず驚いたのは、問診表の質問の多さでした。自分が生まれた時の様子から、これまでの病気やケガについて、現在のライフスタイル、食の好み、ストレスの度合い・・・などなど様々な事柄から今おこっている不調への因果関係を紐解いていきます。

そのあとは山口先生から参加者皆さんへの身体の基本検査を各種。一見しただけでは決して分からない各々の身体が抱えている問題を観る先生と見られる参加者、またさらにそれを観る他の参加者。

 

〈身体を観ること、治療することの共同作業〉

フラットファミリーの特徴は、先生を含めた参加者それぞれが、フラット(公平な)関係であり、学ぶ者として同じ立場であるということです。
関係がフラットであることで、参加者は素直に疑問を表現したり意見を話しやすくなり、そのような環境の中でよりたくさんの学びが生まれるのではないかという考えです。

ここからは私が参加してみて感じた感想となります。
複数の参加者それぞれが検査され、施術されいくのを同じ場で体験することは、他の人が抱えている不調の原因を考えたり、どのようにすれば痛みが和らいでいくのかを共に考えることになります。他の人が抱える不調は、自分にとっても潜在的な問題であり可能性。フラットな関係でそれぞれの体験を共有することで、自分への学びがより深まるのを感じました。

 
今回のプレワークショップを踏まえ、今後さらに効果的な内容となるように改良を重ね、来年には「フラットファミリー」として正式にスタートするそうです。
 

 
伊良湖岬近くの「西の浜」