「環境ボランティアサークル亀の子隊」の取材から

「環境ボランティアサークル亀の子隊」の取材から


 

今日は田原市の「NPO法人 環境ボランティアサークル 亀の子隊」の西の浜クリーンアップ活動に参加させていただきました。

亀の子隊は、市内の中学生までの子供たちによる有志のメンバーで、その親御さんや賛助会員、企業や各種団体、行政などの活動の連携メンバーの皆さんと一緒に毎月1回、「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに海岸清掃活動をしています。
 
亀の子隊の発起人でもあり、代表を務めるのは鈴木吉春先生。(10数年前に初めてお会いした時には小学校の教員をされていたので今でも私の中では「鈴木先生」です。)

活動は今年で約25年となり、今日が310回目の清掃活動の日となりました。

明星ライブラリーはこの度ご縁をいただき、亀の子隊のホームページリニューアルを担当させていただくこととなり、今年度1年を通して亀の子隊の活動に密着し、取材を重ねながら同時にその様子や様々な学びの発信をしていけたらと思っています。
 


↑清掃を前に、皆さん集合しています。
 
小雨が今にも降り出しそうな雲り空でしたが、清掃活動中は雨もなく、この日参加した大勢の協力支援の方々の力もあり、1時間でたくさんのゴミを集めることが出来ました。
その多くはプラスチックごみでした。

海岸に到着した時には辺りはペットボトルや、美しい自然の景観とは相容れない大小様々なプラスチックの破片などが多く散らばっていましたが、活動後は見違える程にゴミがなくなっていました。大勢の人の力ってすごい!
 


 
西の浜は私自身の地元であり、実家の家業が漁業(主にアサリ漁)であったので、「海はいのちの源」という言葉をよく聞きますが、私にとって自分を育ててくれたのは、まさに海のめぐみに他なりません。

そんな西の浜の清掃活動にこのような形で関わる機会をいただき、少しでも海への感謝の気持ちをお返しできるよう、果てしなく膨大なごみの問題ではありますが、目の前の出来ることをしていきたいと思います。
 


 
「NPO法人 環境ボランティアサークル 亀の子隊」では、月に一度(毎月第3日曜日)の西の浜のクリーンアップ活動の他、毎月「海の環境を学ぶ会」として、「スナメリ観察会」、「磯遊び」、「タッチングプール」などの様々な体験活動もおこなっています。
 

どなたでも参加可能です。興味のある方はぜひ、クリーンアップ活動や「海の環境を学ぶ会」にご参加ください。クリーンアップ活動は参加出来るときだけでも構いません。
 



↑回収したペットボトルの蓋を分けて数を数えています。
 
この活動は皆さんの主体的な行動によるもので、その中で自然を愛する心が育ち、それぞれの人の命や生きる力、内側の創造性に目を向けて大切にすることに繋がっていくことを目指しています。

取材と発信を通じて、海や自然、環境科学について学んだことなども皆さんと共有していけたらと考えています。
 


こちらは西の浜に育つ「コウボウムギ」。砂浜に生息する多年生の海浜植物で、開花は4月中頃。茎の付け根のさやで筆を作っていたことから、書道にゆかりのある弘法大師に由来し、つけられた名前です。

次回の西の浜クリーンアップ活動の日程は

■5月15日(日) 10時〜です。
場所につては、現行の亀の子隊ホームページでご確認ください。
申し込みは特に必要ありません。当日現地に集合してください。

 
亀の子隊ホームページ